中古マンションをリノベする暮らしが、地球と家計にやさしい理由
中古マンションリノベは「環境にやさしい暮らし」への近道
ここ数年、気候変動を肌で感じる瞬間が確実に増えました。
夏は40度近い日が続き、台風は勢力を増し、突然の豪雨に交通が麻痺することも珍しくありません。スーパーでは野菜の値段が急に跳ね上がり、日常のささやかな幸せを脅かす出来事が、当たり前のように起きています。
そんな現実を前に、私はふと考えるようになりました。
「私たち人間のわがままで、地球が壊れてしまっているのではないか」
そして、これから育っていく子どもたちの未来を思うと、胸がぎゅっと締めつけられるような不安を覚えるのです。
だからこそ、「今できることから始めたい」。
微力でも、自分の生活の中で環境にやさしい選択を取り入れていきたい。
その延長線上で私が出会ったのが、
“中古マンション×リノベーション”という選択が、実は地球にも家計にもやさしい
という事実でした。
住まいは人生の大きな選択ですが、その選び方ひとつが地球の未来に影響を与える——。
そんな視点から、「環境負荷の少ない住まい」について考えていきたいと思います。

なぜ中古マンションのリノベは脱炭素につながるのか
中古マンションのリノベーションは、“見た目がキレイになる”というだけではありません。
実は、環境負荷の観点から見ても非常にメリットが大きい選択肢です。
その理由を3つの側面から解説していきます。
① 新築よりCO₂排出量が圧倒的に少ない
PR TIMESの記事など複数の資料によると、
中古住宅をリノベする場合、新築を建てるよりCO₂排出量を大幅に削減できる とされています。
建物を「建てる」際には、
- 建材の製造
- 現場までの輸送
- 建設機械の稼働
- コンクリートや鉄骨などの大量消費
こうした工程で膨大なエネルギーが使われ、CO₂が大量に排出されます。
一方リノベーションは、
使える構造を残し、必要な部分だけ新しくする「部分更新」 によって済むため、
- 新築の約半分以下のCO₂排出量で完結
- 資材の使用量も圧縮できる
という環境面でのメリットがあります。
つまり、中古マンションを活かすこと自体が、
環境に対するやさしい行動の第一歩 なのです。
② 既存の街を活かし、都市の無秩序な拡大を防ぐ
新築住宅の開発が進むと、多くの場合、
- 新しい土地の造成
- インフラ整備(電気・上下水・道路)
- 交通量の増加
など、都市が外側へ拡大する「スプロール化」が発生します。
これが環境負荷の増加につながるのは、世界中で共通の問題です。
対して中古マンションは、
すでに街の一部として存在している建物を再利用する住まい方。
- インフラはすでに整っている
- 新規開発のためのエネルギーが不要
- 地域のコミュニティが維持される
こうした点でも、環境にやさしい選択と言えます。
言い換えれば、
「今あるものを活かす」ことは、地球の負担を増やさない暮らし方
そのものなのです。
③ 廃棄物を減らし、資源を循環させる“サーキュラーな住まい”
解体を伴う新築・建て替えでは、
大量の“建設廃棄物”が発生します。
しかし中古リノベは、
壊さず活かす、必要なところだけ替える
というスタイルなので、廃棄物の発生量が圧倒的に少なくなります。
これは、
- 資源の無駄遣いを防ぎ
- 地球の負荷を減らし
- 持続可能な循環を生み出す
という観点からも非常に評価が高いアプローチです。
最近では「サーキュラー建築」という言葉も広がっていますが、中古リノベはその本質に近い暮らし方と言えます。

地球にも家計にもやさしい“やさしい暮らし”とは何か
私自身、住まいをリノベしたことで暮らし方が大きく変わりました。
それは単に家がキレイになったという以上の変化で、
環境への意識・物との距離感・家計・生活の満足度
すべてにポジティブな影響をもたらしてくれました。
① エコな選択は“節約”につながる
環境を思う行動は、結果的に家計にも優しいことが多いです。
- 中古マンション+リノベは新築より費用が抑えやすい
- 断熱性能を上げれば光熱費が下がる
- 質の良いリノベは長く住め、買い替えリスクが減る
- 不必要なものを買わないので、物欲に振り回されなくなる
つまり、
「地球にやさしい=家計にもやさしい」
という構図が自然に生まれるのです。
② 子どもに“より良い未来を残す行動”を背中で見せられる
私は、地球の危機を実感したときに一番強く感じたのが、
「子どもたちの未来を守りたい」という感情でした。
災害のニュースを見るたび、
異常な気温に苦しむたび、
食料価格の高騰を目にするたび、
「このままでは本当に危ない」と感じずにはいられません。
リノベだけが環境対策の答えではありませんが、
住まい方を通じて“自然を大切にする姿勢”を子どもに見せることはできます。
そして子どもは、親が何を選び、どう生きているかをよく見ています。
- ものを大切にする姿
- 必要以上に買わない暮らし
- エネルギーを無駄にしない習慣
- あるものを工夫して使う楽しさ
こうした価値観は、未来の社会を支える子どもたちにとって、
大きな財産になるはずです。

リノベ暮らしで私が続けている“やさしい生活習慣”
ここからは、私自身が日常で続けている
“地球と家計にやさしい行動”をシェアしてみます。
リノベをきっかけに自然と身についたものも多く、
無理なく続けられるエコ習慣です。
① 物を増やしすぎない・捨てすぎない暮らし
リノベ後、収納の量をあえて増やさない設計にしたことで、
日々の買い物の仕方が大きく変わりました。
- 不要な物を買わない
- 今ある物を活かす
- 壊れてもすぐ捨てるのではなく、まず直す
- 家に入れる前に、用途と必要性を一度考える
こうした習慣が身につくと、自然とゴミの量が減っていきます。
これは環境保全にも直結する行動です。
② エネルギーを“無意識に”使わない仕組みづくり
リノベ後に断熱窓(二重窓)を導入したことで、
冷暖房の効きが明らかに変わりました。
結果として、
- エアコン使用の時間が減る
- 設定温度も適切で済む
- 光熱費が下がる
というメリットがあり、
エネルギーを賢く使う暮らしとCO₂削減が同時に実現 しています。
また、ベランダで小さなコンポストを始めたことで、生ゴミの量も大幅に減りました。
コンポストは「地球の循環」を実感できる、おすすめのエコアクションのひとつです。
③ “未来の子ども基準”で物事を選ぶ習慣
住まいを整えたことで、日々の判断基準にも変化が生まれました。
「今これを選んで、5年後・10年後の地球はどうなる?」
「この消費行動は本当に必要?」
「子どもたちに胸を張って渡せる未来になる?」
こうした問いが自然と湧くようになり、
行動の軸が“未来の子ども基準”へ移行したのです。

中古マンション×リノベは、地球と私たちを守る“やさしい暮らし”の第一歩
中古マンションのリノベーションは、単なる住まいづくりではありません。
それは、
- CO₂排出量を抑えられる
- 既存の街を活かし、無駄な開発を防ぐ
- 廃棄物を減らし、資源を循環させる
- 家計の負担を軽くし、心も暮らしも豊かにする
- そして子どもたちの未来を守る選択になる
そんな“未来を見据えた暮らし方”です。
地球温暖化、食料高騰、災害…
不安を感じる時代だからこそ、
住まいの選択に「地球へのやさしさ」を加えることには大きな意味があります。
そして、どんな小さな行動でも、
未来の地球を良くする一歩になる。
私はその想いを胸に、
これからも「やさしい暮らし」を積み重ねていきたいと思います。
実際に私が
「築年数よりも立地を重視してよかった」と感じた体験は、
こちらの記事で詳しく書いています。

