中古マンションを買ってからリノベで、自分らしい暮らしを叶えた私の実体験
中古マンションを買うとき、購入と同時にフルリノベーションをするケースもあります。でも私の経験からすると、「まず住んでみてからリノベする」方が、結果的に快適な住まいを作りやすいと感じました。
この記事では、私の体験談や友人のエピソードを交えつつ、住んでからリノベーションするメリットやポイントをわかりやすくご紹介します。
住んでからリノベを選んだ理由・・・子どもの成長に合わせて
私が中古マンション購入後すぐにリノベしなかったのは、子どもがまだ小さく、壁に落書きや傷をつけられる心配があったからです。
壁紙や床の張り替えは、子どもが小学校高学年以上になった頃がタイミングとしてちょうどいいと考えていました。
まずは生活しながら「本当に必要なリノベーションは何か」を見極め、子どもが成長したタイミングでリノベを行うことで、理想の住まいを実現できました。
リノベ済み物件のリアル
以前、リノベ済みの中古マンションを購入した方のお宅にお邪魔したことがあります。築40年以上の物件で、間取りは大きく変えず、水回りをリフォームし、床や壁紙を張り替えた程度でした。
でも、キッチンはL字型の壁付けタイプで収納が少なく、ラックを置いてダイニングテーブルを前に配置している状態。住んでみないとわからない「収納や使い勝手の不便さ」を実感しました。
また、リノベ済み物件は売主側のコストや利益を反映している場合もあり、購入価格が少し高めに設定されていることもあります。
中古マンション購入と同時にフルリノベの注意点
購入と同時にフルリノベーションを行えば、理想の住まいを一気に作れます。でも住んでみて初めてわかる不便さもあるんです。
- 掃除しづらい場所がある
- 生活動線に合わない設備がある
- 後で不要だと感じる設備がある
設計段階で生活スタイルを完全に予測するのは難しく、後から手直しが必要になることも珍しくありません。
住んでからフルリノベするメリット
私がおすすめするのは、中古マンションを購入後にしばらく住んでからリノベーションする方法です。
実際の生活に基づいた設計
住んでみて感じた不便や改善点を反映できるので、より快適な住まいにできます。
細かな要望を反映
実際に生活してみて気づいた要望を取り入れることで、満足度の高い住まいに仕上がります。
資金計画の柔軟性
住みながらリフォームを進められるので、一度に大きな費用をかけずに済みます。私の場合は、トータル費用を抑えるために住宅ローンを借り換えてフルリノベしました。
部分リフォームも柔軟に対応可能
フルリノベが難しい場合は、水回り3点(キッチン・バス・トイレ)のみの部分リフォームもOK。段階的に進める方法もあります。
知人は住みながら少しずつリフォームを進め、水回りや床・壁紙・キッチン設備・洋室のリフォームまで数年かけて理想の住まいを作りました。段階的に行うと、資金計画にも余裕が生まれます。
ライフステージに合わせたリノベーション
家族構成やライフスタイルに応じて、リノベーションのタイミングや内容を調整することも大切です。
- 子どもが独立後に部屋を活用
- 50代で浴室を広くして浴室暖房乾燥機を設置
ライフステージに合わせて「暮らしにやさしいリフォーム」を計画することで、長く快適に暮らせます。
仮住まいや家具整理で費用を節約
私はリノベ前に屋根裏収納に荷物を整理し、不要なものは処分。大きな家具は実家に一時保管(サイドボードだけでした)。仮住まいは母宅にお世話になり、家賃や光熱費、引越し費用、仮住まい費用を節約してリノベ費用に充てました。
住んでからリノベーションのデメリットと注意点
- 仮住まいの費用や手続きが必要になる場合がある
- ローンの借り換えや手数料などの追加費用がかかることも
私の場合は、最初からリノベを視野に入れていませんでした。とりあえず中古マンションを購入して住み、10年ほど住んでからリノベするか、住み替えるかを決めるという少し特殊なケースです。
分譲賃貸から購入する方法もあり
分譲賃貸に住んでオーナーと交渉し、購入する方法もあります。友人は転勤で新築マンションを購入したものの、空室や設備修理の煩わしさから、入居者に購入される形で売却しました。相場より少し高めに売却できたそうで、教育費に充てることができたそうです。
住んでみて、物件の魅力や課題を肌で感じられるのは大きなメリットです。
立地だけで決めないこと
中古マンション選びでは、立地だけでなく隣人や住民の雰囲気も大事です。内見だけでは分からないことも多く、購入前にじっくり考えることが大切です。
まとめ
中古マンションは、購入と同時にフルリノベーションをする方法もありますが、まず住んでみてからリノベーションすることで、より快適で無駄のない住まいを作ることができます。
住んでみてわかる不便さや家族のライフスタイルの変化を反映できるので、満足度の高いリノベーションが可能です。資金計画や段階的リフォームも柔軟に対応できるのもメリットです。
購入前には立地や隣人の様子もよく確認し、仮住まいや家具整理で費用を抑えながら計画すると、より理想の暮らしを実現しやすくなります。
