リノベのアイデア
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マンションの内窓は効果ある?費用対効果と“先に確認すべき窓の条件”【体験談あり】

domi
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中古マンションを探したり、リノベを考え始めると、間取りやキッチンなど“目に見える場所”に意識が向きがちです。
でも、住んでからじわじわ効いてくるのは、意外と窓まわりだったりします。

  • 冬、窓の近くがスースーする
  • 夏、エアコンをつけても効きが弱い気がする
  • 結露がひどくてカビが心配
  • 外の音が気になる(道路・踏切・飛行機など)

こういう「小さなストレスの積み重ね」が、暮らしの快適さを左右します。

そこでこの記事では、マンションでも施工しやすい対策のひとつ、内窓(室内側にもう一枚窓をつける“二重窓”)について、効果と費用対効果を“現実的な目線”でまとめます。
私自身、2022年のリノベ時に内窓を付けて「もっと早くやればよかった」と感じた一方で、先に確認しないと失敗しやすい条件もありました。

この記事でわかること
  1. 内窓の効果(断熱・結露・音)を、盛らずに整理
  2. 付ける前に確認すべき窓の条件(管理規約・奥行・干渉)
  3. 我が家の実例(持ち出し設置/掃除ポイント/体感)
  4. 補助金(窓断熱)の“内窓だけ”ミニ表(公的資料ベース)

Contents
  1. 内窓は「体感」に効きやすい。音も“結果として”ラクになることがある
  2. 内窓の仕組み・・・なぜ効効果があるの?
  3. 内窓で期待できる3つの効果(断熱/結露/音)
  4. ここが落とし穴!内窓は「付けられる条件」がある
  5. 【わが家の体験談】2022年リノベで内窓を付けた理由と結果
  6. 【体感レビュー】寒さ暑さ目的で付けたけど、音もラクになった
  7. 費用対効果の考え方!光熱費だけで判断しない
  8. 補助金は難しそう?→実は「申請は業者側」の仕組みが多い
  9. 内窓(窓断熱)だけ抜き出したミニ表
  10. 【環境の話】我慢して付けるのではなく、暮らしの快適さが“結果として”環境にもつながる
  11. よくある質問
  12. 内窓で失敗しないコツは「先に条件確認」→合えば満足度は高い

内窓は「体感」に効きやすい。音も“結果として”ラクになることがある

内窓のいちばん大きい価値は、冷え・暑さがラクになることです。
窓は壁より断熱が弱くなりやすい場所なので、ここが改善されると「部屋全体の感じ方」が変わりやすいです。

そして、断熱のために付けたとしても、結果として外の音がやわらぐと感じるケースがあります。私の家もまさにそれでした(あとで詳しく書きます)。

ただし、内窓は“魔法のアイテム”ではありません。
「完全に無音」「結露ゼロ」「光熱費が必ず大幅ダウン」など、強い言い切りは避けたほうが安心です。マンションは管理規約や窓の奥行など“前提条件”で仕上がりが変わるからです。


内窓の仕組み・・・なぜ効効果があるの?

内窓は、今ある窓の内側にもう一つ窓を付けます。
すると窓が二重になり、その間に空気の層ができます。

この空気の層がポイントで、

  • 冬:室内の暖かさが外へ逃げにくい
  • 夏:外の熱が室内へ入りにくい
  • 音:音の通り道が増えて“減衰”しやすい
    という状態をつくります。

イメージとしては、薄い上着1枚よりも、上着+インナーで“間に空気”がある方があったかい、に近いです。

内窓で期待できる3つの効果(断熱/結露/音)

1)断熱:体感が変わりやすい(「足元の冷え」「窓際の寒さ」に効く)

内窓で一番実感が出やすいのはここだと思います。
同じ室温でも、窓から冷気が来にくくなると、体が感じる“寒さ”が弱くなります。

「エアコンの設定温度を下げられるかどうか」は家庭差がありますが、少なくとも

  • 窓際の不快感が減る
  • 暖房を止めた後の冷え方が穏やかになる
    など、快適面の回収がしやすいです。

2)結露:軽くなることはある(ただし暮らし方の影響も大きい)

結露は、ざっくり言うと「冷たい窓に、湿った空気が触れて水になる」現象です。
内窓で窓の表面が冷えにくくなると、結露が軽くなることがあります。

ただし結露は、

  • 加湿器の種類・設定
  • 洗濯物の室内干し
  • 換気量
  • 室温・外気温
    でも変わるので、「内窓=必ず結露ゼロ」とは言いません。

私の家も加湿器は使いますが、結露は“うっすら”程度で、困るほどではありません(乾燥している可能性もあるので、そこは生活スタイル次第です)。

3)音:完全遮音ではないが、「気になり方」が下がることがある

内窓で音が軽減されたとしても、外の音が消えるわけではありません。
ただ、**“音の角が取れる”**ような感覚になることがあります。

私の家は空港が近く、窓を開けると飛行機音が入ります。住んでいれば耳が慣れる面もありますが、内窓にしてからは「前よりラク」と感じました。
音に敏感な方ほど、満足度が上がりやすいポイントかもしれません。

ここが落とし穴!内窓は「付けられる条件」がある


内窓はおすすめできる一方で、付ける前に確認すべき条件があります。これを飛ばすと、「付いたけど想像と違う」「掃除しにくい」「カーテンが干渉した」などが起きがちです。

確認1)管理規約:内窓でも“届出が必要”なケースがある

内窓は室内側の工事なので比較的ハードルが低いですが、マンションはルールが最優先です。
管理規約で工事申請や届け出が必要な場合もあるので、見積もり前に確認しておくと安心です。

聞き方(そのまま使えます)

  • 「室内側の内窓設置は可能ですか?申請や届出は必要ですか?」
  • 「窓まわり工事で注意事項(禁止・制限)はありますか?」

確認2)窓枠の奥行:足りないと“ふかし枠”や“持ち出し設置”になる

内窓は、既存の窓枠に取り付けるのが基本ですが、窓枠の奥行が足りないと納まりが変わります

代表的には2パターンです。

  • ふかし枠:枠を追加して“奥行を増やして”きれいに納める
  • 持ち出し設置:干渉を避けるため室内側にずらして設置する

どちらが良い・悪いではなく、窓の条件で決まることが多いです。

確認3)干渉チェック:クレセント、レール、カーテンレール

現場でよくあるのがこれです。

  • 既存窓の金物(クレセント等)
  • レール
  • カーテンレール
    これらと内窓が干渉すると、持ち出し設置になりやすいです。

つまり「付けられるかどうか」だけでなく、どう納まるかまで見積前に把握しておくと、あとで納得感が高くなります。

【わが家の体験談】2022年リノベで内窓を付けた理由と結果

取り付けた背景・・・共用廊下側の2部屋はウインドウエアコン前提だった

私のマンションは、共用廊下側の居室2部屋が構造上、ウインドウエアコンを付ける前提でした。
「じゃあどこを快適にする?」と考えたとき、家族が長く過ごす**ベランダ側のLDK(キッチン・ダイニング・リビング)**を優先して、そこに内窓を付けました。

設置前の悩み・・・経年の隙間風が気になっていた

もともとのベランダ窓は経年で少し隙間があり、しっかりカーテンを閉めないと隙間風が入ることがありました。
「これが改善されるなら、体感は大きいはず」と思い、リノベ会社に見積もりの段階で相談しました(隣人が付けていたので“設置できるはず”という見込みもありました)。

設置後・・・内窓自体に隙間はほぼなし。違いは“出幅”と掃除ポイント

以前は「少し隙間ができる」と表現していたのですが、あらためて写真を撮って確認すると、隙間はほとんどありませんでした
仕上がりとしてはきれいで、そこに不満はありません。

ただし、既存窓の金物やレール等と干渉する関係で、内窓は室内側に“持ち出して”設置されています。
そのため、外側窓枠と内側窓枠の間に、床面が約3cmほど残る
納まりになりました。
例えるなら、出窓が“外に出っ張る”のに対して、これは内側に出っ張るバージョンです。

生活上のデメリットは大きくなく、強いて言えば

  • レール周りにホコリが溜まりやすく、掃除が少し面倒
    この一点くらいです。段差でつまずくようなことはありませんでした。

【体感レビュー】寒さ暑さ目的で付けたけど、音もラクになった

私の場合、内窓を付けた目的は「寒さ対策・暑さ対策」です。
体感として、窓まわりの不快感が減り、部屋の快適さが上がりました。

加えて、空港が近い環境なので、飛行機音や踏切の音があります。
住んでいると耳が慣れて不快感は薄れますが、内窓にしたことで、音の気になり方が下がった感覚がありました。
これは“狙って得た効果”というより、思わぬメリットとして嬉しかった点です。

費用対効果の考え方!光熱費だけで判断しない

内窓は「まあまあ費用がかかる」部類です。
だからこそ私は、費用対効果を光熱費だけで回収できるかで判断しませんでした。

  • 冬の窓際の冷えがラクになる
  • 夏の暑さが和らぐ
  • 結露のストレスが軽くなる可能性がある
  • 音の気になり方が下がることがある

こういった“快適回収”を含めて、総合的に「やってよかった」と感じています。

また、私は給湯設備に最新を求めず「お湯が出れば十分」という価値観だったので、給湯器より内窓に予算を回しました。
(この優先順位は人それぞれなので、あくまで一例です。)

もしリノベをするなら、内窓は後付けよりも工事と一緒に進めたほうが判断がラクです。費用もローンに組み込めると、家計の見通しが立てやすいと感じました。

補助金は難しそう?→実は「申請は業者側」の仕組みが多い

補助金と聞くと、「手続きが大変そう」と構えてしまいがちです。
ただ、窓断熱系の支援制度は、登録された事業者(施工業者など)が申請を行う仕組みで運用されることが多く、施主側は

  • 書類への署名
  • 振込先口座の記入
  • 必要書類の提出
    など、協力する形になりやすいです。

私も実際、リノベ会社が申請を進めてくれて、私はサインと振込先を書いた程度で“おまかせ”でした。
だからこそ、見積もりの段階で次を確認すると安心です。

  • 補助金に対応している会社か
  • 対象製品として見積に入っているか
  • 申請スケジュール(締切・予算上限)の注意点

内窓(窓断熱)だけ抜き出したミニ表

「内窓に関係する部分だけ」抜粋して整理しています。
(制度は年度で更新されるので、最終的には必ず公式情報で確認してください。)

知りたいこと内窓(窓断熱)に関係する要点
どの枠組み?住宅省エネ系の支援のうち、窓断熱は「先進的窓リノベ」枠で整理される
対象工事内窓設置/外窓交換/ガラス交換など(要件あり)
予算・上限の考え方1戸あたり上限が設定される(年度で変更あり)
対象になる工事着手の考え方閣議決定日以降に着手した工事が対象、といった線引きが示される
申請の進め方事業者登録・申請受付開始などのスケジュールが示される(施主は業者と一緒に進める)

内窓の補助額は「住宅区分(戸建/集合)×窓サイズ(面積)×製品グレード」で定額が決まります。

サイズ区分(面積)戸建:S戸建:SS低層集合:S低層集合:SS
小(0.2㎡以上〜1.6㎡未満)22,000円36,000円24,000円40,000円
中(1.6㎡以上〜2.8㎡未満)34,000円58,000円37,000円64,000円
大(2.8㎡以上〜3.8㎡未満)52,000円89,000円57,000円98,000円
特大(3.8㎡以上)76,000円140,000円83,000円152,000円

サイズは窓の面積(幅×高さ)で決まります

グレード(S/SS)は、採用する内窓の性能(製品仕様)で決まります

実際の申請は、基本的に施工店(登録事業者)が手続きします

断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業(先進的窓リノベ2026事業)について

【環境の話】我慢して付けるのではなく、暮らしの快適さが“結果として”環境にもつながる

内窓を「環境のために我慢して付ける」と考える必要は、私はないと思っています。
まず大事なのは、自分と家族が無理なく快適に暮らせることです。

ただ、内窓で冷暖房のムダが減れば、結果としてエネルギー消費が減り、CO₂削減にもつながります。
CO₂削減と聞いてもピンとこない方がいるかもしれませんが、エネルギーを使いすぎない暮らしは、長い目で見ると社会の負担を小さくし、私たちの生活(食べ物・水・製品・インフラ)にも跳ね返ってきます。
「大きなことを完璧に」ではなく、「住まいのムダを減らす選択肢を知っておく」。私はその落としどころが、やさしいと思っています。

よくある質問

Q1.付けられるなら全部の窓に付けた方がいい?

予算が許すなら、私は“おすすめ寄り”です。
理由は、窓が弱点になりやすく、部屋の体感が変わりやすいから。
ただし、優先順位は「長く過ごす部屋」「寒さが気になる部屋」からで十分です。

Q2.玄関が寒い。内窓以外にできることは?

玄関ドアは共用部扱いになりやすく、大きく変えにくいのがネックです。
同じマンションで内側に扉を付けている方もいましたが、「面倒で使わなくなった」という話も聞きました。
やるなら“使い続けられる仕組み”かどうかがポイントです(生活動線に合うか)。

内窓で失敗しないコツは「先に条件確認」→合えば満足度は高い

内窓は、マンションでも体感が変わりやすい対策です。
一方で、成功のカギは「付ける前」にあります。

先に確認する順番(これだけでOK)

  1. 管理規約(届出・制限)
  2. 窓枠の奥行(ふかし枠 or 持ち出しになるか)
  3. 干渉(クレセント・レール・カーテン)
  4. どう納まるか(出幅・掃除ポイントまで理解)

この順番で確認して、条件が合うなら、内窓は暮らしをやさしく底上げしてくれる選択肢になります。

※この記事は筆者の体験談と一般情報をもとにまとめています。管理規約・現地状況・見積内容によって可否や最適解は変わるため、最終判断はご自身でご確認ください。

【参考リンク(公式)】
・環境省:先進的窓リノベ2026事業(公式ページ)
https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00004.html

・環境省:先進的窓リノベ2026事業の概要(PDF)
https://www.env.go.jp/content/000367224.pdf

・経済産業省:住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案が閣議決定(対象工事の着手時期等)
https://www.meti.go.jp/press/2025/11/20251128004/20251128004.html

・住宅省エネキャンペーンにおける3省連携(リフォーム)PDF(窓:上限100万円/戸など)
https://www.meti.go.jp/press/2025/11/20251128004/20251128004-1.pdf

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中古マンション購入・リノベーションの実体験と、宅地建物取引士の視点を活かして、暮らしに馴染む住まいづくりをお届けします。 保有資格:宅地建物取引士
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